銀塩一途の写真日記

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<<   作成日時 : 2010/05/16 14:35   >>

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5月4日 晴れ
 前日田貫湖を撮り終え、と言ってもろくな写真にはなっていないけど、、、温泉に浸かって疲れを癒す。ここで泊まるわけではなくて暫く休んで車に乗り、高速を使って北アルプスを目指す。沢渡の駐車場に着いたのは夜半を回っていた。車内で仮眠する。
 4:30寒さで起床。自販機で暖かいコーヒーを買う。1時間程たって人が動き始める。始発バスは5:30だ。バスに乗らずにタクシーに乗る。料金は高いけれど、色々な情報を得ることができる。
 タクシーの運転手さんから色々な情報を聞く。写真を早朝から撮るとすれば、大正池ではなくて明神池から河童橋、大正池へ下った方が良いとか、今日の天候(穂高は雲で見えないであろう)とか、ミズバショウなら乗鞍高原がいまちょうど見ごろだとか。冬場に上高地に行くにはトンネルから歩いて行くしかないとか。
 タクシーの運転手さんの話を聞かずに大正池で降りる。どうしてもこの逆さ穂高を写真に撮りたい。できれば四季を通じたカットを収めたい。新緑とか紅葉とか凍てつく厳冬の真っ白な姿とか、、、

 しかし、晴れない。穂高は雲の中だ。波も少しあって、逆さ穂高も見えにくい。雲が抜けて水鏡になるのを待つことにする。ポツポツと観光客がやってくる。声をかけては記念写真を撮る。少し後に初老の夫婦がやってきた。聞くと岡山から来たとのこと。ご主人さんはペンタ645を使っている。奥さんはご主人のお下がりのニコンF100を使っている。自分と同じ系列なので話が弾んだ。昨日の八方尾根は良かったとのこと。夫婦で写真の撮影旅行ができるのは羨ましい。
 雲が取れて見えるようになったのは昼近くなってからだった。
画像
       残雪の穂高岳(ペンタ67U 55-100mm)
       トップライトになってコントラストがない。
       水鏡も今ひとつ。

 半日大正池にいたけれど、諦めて河童橋を目指す。梓川に沿っておよそ4kmの道のりだ。残雪がところどころ残っている。穂高岳がどんどん近くに迫ってくる感じだ。
画像
       梓川と穂高岳(ペンタ67U 55-100mm)
       気温が高いからか近づいても山がピリッとしない。
       梓川の水は透明度が高いのか青色をしている。
 1時間程で河童橋に到着。橋の袂で定番の1枚を撮る。
画像
       定番の上高地河童橋(ペンタ67U 55-100mm)
       流石にGWだ。かなりの人が出ている。

 河童橋のレストランで昼食を取る。レストランの中に写真が何点か飾ってあったので見学する。スタッフによると神戸在住のカメラマンの作品で、絵葉書にもなっているという。夜明け前の幻想的な描写が印象的だった。このような写真を撮るには何回足を運べば良いのだろう。勿論1年や2年では住み込んで頑張っても無理だ。このような写真をいつか収めることができるよう祈りつつ、上高地を後にする。

 さて、次はミズバショウにしようか大町にしようか、乗鞍のミズバショウは逆光になるので大町にする。途中道の駅やらに寄り道しつつ大町に到着。後ろ立山連峰も影になっている。鷹狩山に上がって日没を狙う。
画像
       鷹狩山の夕日(ペンタ67U 55-100mm)
       空気がモヤっていて後立山連峰も良く見えない。雲も出ている。
       <鷹狩山の夕日=動画>

 結局今日は穂高もここもあまりいい写真は撮れなかった。透明度が低かったのでミズバショウを狙った方が正解だったかもしれない。明日朝また鷹狩山に上がろう。
 大町で夕食にする。あちこちうろついて、駅前の「扇」というお店に入る。明らかに昭和の時代から営んでいる。中に入るとほぼ満席。入り口の椅子に座らせてもらう。
 自分は古くからやっているお店が好きだ。新しいお店は地元独自のメニューがなく、どこへ行ってもあるようなメニューしかないことがある。せっかく足を伸ばして来ているのだから地元のメニューを食べたい。山菜の天ぷら、蜂の子、蚕(メニューの名前を忘れた)等々このお店には地元のメニューがある。
 付き出しに出たのはホルモンの煮付け。よく食べるのは土手煮だけれど、ここはフツーの煮付けだ。あっさりとしていて結構いける。お酒と、まずは今が旬の山菜の天婦羅を注文する。値段もリーズナブルだ。お酒は「白馬」「大雪渓」があるという。まずは「大雪渓」を堪能する。松本の「ふじ蔵」さんで呑んだことがあるけれど、どちらかといえばこちら大町界隈のお酒だ。2杯ほど呑んだところで「大雪渓」は売り切れ。「白馬」に切り替える。この「白馬」も飲みやすい。辛口ではないけれど、呑みやすい。味もしっかりしている。
 暫くして山菜の天婦羅が出る。その量に驚いた。多い。隣に座ったご婦人が「多いよ」と言っていたけど、酒の肴という量ではなく、ご飯のおかずという量でもなく、夕食でこれをただひたすら食べれば足りるという量だ。大皿に盛り付けてある。そういえばそのご婦人はお持ち帰りにしていた。聞くとこのお店の大将が山に行って取ってきているという。山菜取りが好きだとのこと。早速箸を付ける。コゴミ、タラの芽等々5〜6種類あった。旬の芽のほろ苦さがいける。揚げ方も上手い。3つほど食べたところで追加の天婦羅が出てきた。中皿に盛ってある。大将が言うのにはこれで取り敢えず一通りだそうだ。これで何百円の値段だ。他のメニューが注文できなくなってしまった。まあ、この山菜の天婦羅だけでも充分に美味しいけど、、、、
 途中で同年代の男性がスーツ姿で入ってきた。常連さんのようだ。北アルプスの話題で話が弾んだ。お礼というわけではないけれど、富士山の水を置いてきた。大町の水も美味しいのでありがた味はないかもしれない。
 このお店にはまた来よう。今日の写真はいまいちだったけど、このお店は収穫と言える。
 お酒と山菜の天婦羅を堪能して寝ることにする。

5月5日 晴れ
 9時起床。昨日のお酒で寝過ごしてしまった。駅の売店で飲み物を買う。急いで鷹狩山に上がったけれど、すでにモヤっていた。
 山を下って山岳博物館を見学。前の広場にはまだ桜が残っている。
画像
       鹿島槍と爺ヶ岳(デジカメ)
       かなり透明度が悪い。
画像
       桜と北アルプス(デジカメ)
       桜は時期を過ぎていた。葉っぱが目立つ。

 山岳博物館を後にして白馬村方面へ向かう。途中仁科三湖の中綱湖で桜の写真を撮る。ここはある意味定番になっていて、カメラマンの姿もちらほら見える。どうやらここは咲き始めのようだ。桜の色が濃い。一番良いと思しき場所に三脚を据える。少し波があるので水鏡になるのを待つことにする。
 隣で構えている人から声を掛けられた。マミヤを使っている。地元の人だそうだ。写真で日本のあちこちにも行っているという。界隈のスポットの情報を教えていただく。
 暫くして練馬ナンバーで乗り付けた人がいた。ニコンD3を据えている。一昨日来たけれどまだ早かったとのこと。で、また今日来たという。D3を据えた後、暫くしてリンホフをセッティングしている。使っている道具が最高峰と言われるものばかりだ。こちらから声を掛けて色々と聞くことにする。お名前を「三田」さんと仰る写真家だった。2000万画素は中盤の描写を超えているという。流石に45には及ばないらしい。その他画像処理や45版のレンズの話等々を教えていただく。名刺代わりに「銀塩一途」のアドレスを渡したら、「銀塩一途ねえ、2000万画素のデジカメ(中級機)が出たら名前がおかしくならない?」と言われた。確かにそうだ。2000万画素を手に入れたら名前を変えないといけない。
 話をしている間に波が収まってきた。
画像
       中綱湖の桜(ペンタ67U 300mm)
       初めてにしてはまずまずの出来栄え。

 その後暫く待ったけれど結局水鏡にはならなかった。昼を回っている。白馬村、小谷村を通って日本海に抜け、北陸道を通って帰路につくことにする。
 白馬岳はまだ真っ白だった。桜も満開でその他菜の花も咲いている。GW頃が見ごろになるのか。スポットを見つけて撮りたかったけれどもう日が無い。今度はこちら方面をメインで来よう。





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